商品ファンドはなんとなくプロに近い投資家が投資する金融商品で、投資信託は投資の初心者でもやりやすい金融商品という認識を持っておられる方も多いことでしょう。
確かに商品ファンドと投資信託は類似点の多い金融商品です。
どちらも直接、投資を行うのは投資家ではなくプロの手によりますし、少額の資金でも分散投資が行える点も同じです。
運用の成績に応じて投資家に収益を分配する点も同じです。
一般には、商品ファンドは投資信託の先物取引版といわれることも多いのです。
商品ファンドは投資信託の先物版といわれるとおり、その投資対象は商品先物と金融デリバティブが組み込まれた金融先物です。
商品先物には、貴金属、穀物、エネルギー、畜産物、熱帯産物など実に60種以上のもの商品があります。
それに対して投資信託では、その投資対象は株式や債券などの有価証券、それ以外には不動産程度ということになります。
さらに商品ファンドと投資信託の大きな違いは、収益の源泉といわれる点にも現れます。
収益の源泉とは、字の如く、収益を上げる源で、投資信託の場合には、一般的に株式や債券の上昇局面、あるいはオフィスビルやテナントビルなどの不動産価値の上昇局面で収益を上げます。
簡単に言えば、株価が購入価格よりも下がれば利益はでないということです。
しかし商品ファンドは、先物市場を投資対象とするため、先物取引の大きな特長のひとつである投資対象の上昇局面でも、下落局面でも収益の機会があるのです。
また商品ファンドと投資信託では監督官庁も違います。
投資信託は金融庁のみですが、商品ファンドではその投資対象の多様性から、金融庁、農林水産省、経済産業省の3つが監督官庁となります。
さらに投資信託では適用されないクーリングオフ制度が、商品ファンドでは適用されます。
また商品ファンドの運用担当が商品投資顧問業者であるのに対して、投資信託のそれは投資信託委託会社になります。